この経験を糧に

早いもので1ヶ月の地域研修の終了日です。

テーマ発表では担当した患者さんの言葉を主体に学んだことを発表しました。



発表としてまとめてみると、病院では治療による痛みや苦しみとただ戦う日々が、
家に帰って来て最後に自分の希望を叶えられた充実感があるのではないかと思われました。

その意味で在宅医療の選択は正解だったと考えています。

この経験を糧に患者やその家族にとって意味のある最後の時間を提供できるような医師になりたいと思います。
 

築いた信頼

2回目の俵津研修でした。

前回は雨でしたが、今回は幸いにも曇りからの晴れでした。

午前の外来は永井院長ということもあり、多くの患者さんが訪れました。

昔からの馴染みの患者さんが多く、築いてきた人間関係の濃さが伺えました。
医療は技術だけではなく、人間性も重要だと改めて実感しました。

アジの差し入れを永井先生がお昼にさばいてくれました。
刺身はぷりぷりと弾力があって美味しかったです。
 

人も診よ

病院から退院し、在宅への移行を行った患者さんがいました。

体液貯留によるしんどさを解消する目的で利尿薬を増量するため、
指導医が確認したのはトイレまでの距離でした。

距離が遠かったため、ポータブルトイレの使用を勧めていました。

「病気だけを診るのではなく人も診よ。」

とよく言われますが、住環境も良く見ることが大切だと学びました。

多職種にふれる

週末は雨と曇りでしたが、快晴のもと最終週がスタートしました。

今日は診察はなく、看護師・作業療法士の仕事に同行しました。

医師として働いていると、なかなか他職種の仕事をみる機会がないので、良い機会となりました。


看護師同行では、同じ人が看護に入る場合が多く、病院と同様に高い信頼関係が患者さんとの間に
作られるのだと思いました。

病院では自分で患者さんを逐一チェックできますが、在宅ではチェックできません。

定期的に看護に入る看護師さんの情報はその意味で有用だと感じました。


作業療法士同行では、専門のみではなく、リハビリテーションほぼ全般を担当することに驚きました。

患者さんの訪問回数は限られており、その中で最大の効力を発揮するためには必要なことだと感じました。
また、診察では座った状態の評価のみに留まってしまいますが、運動をみることでその人の本当の体の
状況が評価できるのだと改めて実感しました。

 
 

信頼から得られるもの

診察同行時に口腔ケアをみる機会がありました。

肺炎予防などのためにその重要性は知っていますが、病院ではじっくりと
みる機会はありませんでした。

口腔ケアを嫌がる患者さんとの情報を聞いていましたが、いつも診てくれている
看護師さんがやったこともあり、嫌がってはいませんでした。

終了後は笑顔でスッキリした様子でした。

一つ一つの行為にも信頼関係があってこそ協力が得られるのだと思いました。

退院前のカンファレンス

新規患者さんを診察する機会がありました。

あらかじめ退院前に在宅への移行をスムースに行うためには退院前のカンファレンスが重要です。

昨年度の研修では退院前カンファレンスに出席し、意見を述べる機会がありましたが、
その後患者さんがどのような生活をするのかをみる機会はありませんでした。

何事でも準備が重要だと実感します。

臨機応変に

今日は比較的過ごしやすい気候となりました。

苦痛を取る方法を提案しても、その方法に対して抵抗がある患者さんの
訪問診療の機会がありました。

積極的に直す治療にはならないので、説得を試みてもそれに応じてくれないのだと感じました。
そのような場合は、あくまで方法を提案するにとどめ、ゆっくりと考えてもらう姿勢で
お話をするのが大事だと学びました。



 

施設での看取り

昨日に引き続き暑い中での診療となりました。

今日は比較的距離の遠い訪問が多めでした。
気候は暑く、診察よりも移動に時間がかかりますが、患者さんが診察を待っている
と思うとやる気が出ます。

在宅医療にはモチベーション以外に忍耐と気力も必要だと実感します。

訪問先の施設職員の方と「施設での看取り」についてお話を聞く機会がありました。

利用者さんが施設に入居していても最後は病院で看取られることがほとんどです。
お世話をしていた職員としては、寂しい気持ちもあるとのことでした。
最近、施設内で看取ることがあり、経験はなく不安はあったそうですが、
たんぽぽクリニックの講演も聞いて施設でもできると感じたそうです。

核家族化に伴い、施設に入所する高齢者が増える一方で、国の政策により病床数が
徐々に削減されています。

近い将来、施設での看取りは増加せざるを得ません。
施設でもきちんと看取りができるということは、最後まで仕事ができたという職員の
達成感にもつながるものと考えます。

そのためには、きちんとした在宅医療のできる診療所が各地域になくてはならないのだと思います。

訪問診療と往診

週末の雨とは対照的な晴天の下、第3週がスタートしました。

午前はほとんど往診でした。

訪問診療と往診の違うところは、やはり積極的な治療の有無の判断だと思います。

その適応と判断した場合は、かかりつけの病院に連絡を取り、紹介状を作成して
患者さんに受診をしてもらいます。

それなりに時間はかかる一方で、自分が治療に関われない悔しさはありますが、受診の
必要がないこともあり、無駄な検査や治療を避ける意味もあるのかもしれません。

 

 

生活環境に入りこむ

だんだんと2、3回目の訪問をする患者さんが増えてきました。
回数を重ねるごとに患者さんの生活状況がわかってくるのだと実感します。

病院での診察とは異なり、お宅に伺うということはその人の生活環境に入っていくことになります。

プライベートがあるので、これはお互いの信頼関係があってこそ成り立つものだと思います。
信頼関係を築くことは在宅医療では特に要求される要素だと考えます。

患者さんの期待に応える医師になるには、話しやすい環境を作ることが大事だとわかりました。
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