診療最終日

本日は診療最終日でした。

 

本日の患者さんで、全身どこでも痛がる方がいました。

血圧計をまこうとすると痛い、鼠径部の診察をしようとすると痛い、なんならじっとしてても痛いとのことでした。

痛みの原因は不明ですが、先生いわく、以前は診察させてもらえなかったそうです。

 

恥ずかしいことや嫌なことをされそうになると、痛いという言葉で拒否されるのではないか、とのことでした。

患者さんによって性格、言葉使い、感情の表現方法は違うということを肌で感じることができました。

そしてそれに気がつけるように注意深くみていかねばならないなと思いました。

 

そして!

こちらの希望に沿ってスケジュールを組んでいただき、退院前カンファレンス、インテーク、初診など、見たいと思っていたものをすべて見ることができました。

 

診療に関わっていただいた医師、看護師、事務の皆さん、本当にありがとうございました。

 

近畿大学医学部付属病院 益田 康弘


見たことない景色

本日初俵津。

 

4月から来ておいて。手術からなにやらで今日がやっと初めての俵津診療所での仕事でした。

卯之町駅からタクシーに乗りトンネルを抜けると。。。

ドラマでしか見たことないようなきれいな光景が広がっていました。

 

午前は診療所にて外来・午後は訪問診療に。

高齢者一般にみられる血圧のコントロールから、都会ではあまりないですが山に入ったことによる虫さされなど、一般診療所では幅広い知識と経験が必要であることを実感させられます。

 

東京大学医学部付属病院 阿部 健太郎


バトンを繋ぐ

本日は退院前カンファレンスに同行させてもらいました。

 

退院前カンファレンスでは、病院での処置、在宅ではどうするか、診療頻度などの情報共有を行います。

病院から在宅への橋渡しとして重要な部分です。

 

これまでは在宅側の立場にたつことがなかったので、退院前の多職種カンファレンスにどの程度の意味があるのかを理解しないまま参加していました。この1か月の研修で在宅でポイントになる部分を少しは理解できたと思います。

大学病院へ戻った際にはこのようなカンファレンスに積極的に参加していきたいと思いました。

 

そして、大学病院ではたまに、外来・外勤だから主治医不参加などといったケースが見受けられます。

カンファレンスの大切さを知っていればそんなことはならないはずですが。退院は必ずしも患者さんにとってのゴールではないことを理解し、しっかりとバトンを繋ぐことを意識していきたいと思いました。

 

 

本日は生まれて初めて鍼灸治療をしていただきました。

山下さん、ありがとうございました!東洋医学を肌で感じることができてとてもいい経験になりました。

西洋だけでなく東洋の知識もあるといいなと感じました。

 

近畿大学医学部付属病院 益田 康弘


中立であり、支えであり

本日は午前午後とも診療同行。

 

午後一発目に初診に伺いました。

末期の癌の方ですが、本人はまだ動けており比較的良好な状態。

故に本人の今後の治療方針の希望はまだ定まらず、「自宅で楽に。しかし、少し望みがあるのなら化学療法も正直諦めたくない」というもの。

 

ターミナルの方や障害のある方が自宅で生活することは健常者が考える以上に大変なこと。

環境もそうだし、医療的バックアップも。

だから、本来在宅医療に移行する場合ある程度の体力であったり、残りの人生を楽しむ体力的・精神的・時間的余裕がある方がベストだと、僕は思います。

 

しかし、患者さんからすると、そのような良好なコンディションで闘病を諦めるかどうか決めるのは難しい部分もあるかと思います。

それは自然な考え方だと思います。

 

医療すべてに通ずるものですが、飽くまで医療は中立だと思います。

こちらで安易に積極的加療を中止するよう勧めることは、尊厳死等の議論からもわかる通り、まだ日本では確立されていません。

 

患者さんが最終的に決定すること。

医療者側は正確な情報を与えて、どんな方針であれ患者を支えるというスタンスが求められると思います。

 

東京大学医学部付属病院 阿部 健太郎


パワーバランス

本日は在宅制度に関する講義と、多職種連携に関する講義がありました。

 

制度に関してはまだまだ勉強不足ということもあり、知らないことばかりでした。

金銭的な部分は、患者さんが最も気にする問題の一つだと思います。

永井先生の言葉に「医療者の無知は罪」というものがありますが、その通りだなと感じました。

 

 

多職種連携の講義は動画を中心に行われ、その中でサービス担当者会議の場面がありました。

患者さん、医師、看護師、介護士、ケアマネージャー、行政の役人などが参加し、問題点の改善にむけて話し合うといったものです。

 

これを見て思ったことは、医師の声は大きいということです。

医師を中心に話をすすめてしまうと、他の職種の方は萎縮してしまいがちです。

自身の発言力の大きさを理解し、自分よりも他の職種の方により話してもらうくらいのバランスがいいのかなと思いました。

 

近畿大学医学部付属病院 益田 康弘


無知は罪

本日はAM 在宅医療制度講義、PM 診療同行。

 

既に在宅医療を研修し始め1か月が経とうとしています。

常々言われることは、医療を現場で実践していくのに大切なことは、医療者側がそもそも在宅医療の制度について知っていることです。

 

永井先生の言葉を借りれば「医療者の無知は患者にとって罪」。

 

今日の講義はこれまでの講義より、より実践的であり、いろいろなケースに応じての保険制度や訪問看護・リハビリテーションのサービス提供の方法について教授いただきました。

 

率直に言えば、難しすぎる。正直どこまで覚えられているかわかりません。

 

しかし、教えてくださった江篭平さんもおっしゃっていましたが、「こういう制度になっているということ。使い方によっては病院も患者さんも大きな損を被ることがある」ということを知ることがまずは重要でした。

 

 

午後の診療同行では多少のトラブルはありました。

以前も記載したかもしれませんが、患者さんの自宅に入って仕事をするということは、いくら自分で依頼したといっても患者本人ならびに家族にとって少なからずストレスにはなっています。

こちらは良かれと思ってやっていることでも、なかなか理解されないことは多々・・・。

 

悲しいすれ違いとも思いますが、それで関係がこじれることは、我々ではなく患者本人の損害となるため、根気強い交渉や説明が必要そうです。

 

東京大学医学部付属病院 阿部 健太郎


研修復帰

本日は午前・午後ともに診療同行。

 

約1週間ぶりの診療。

4/14-4/23で一時東京へ戻り、右肩の手術を受けてきました。

感想を皆さんに聞かれ色々とお話をしましたが、全てまとめると、

「手術なんて必要ないなら受けない方がいいし、入院も別に面白くない」

ということ。

術後は痛いし、不眠にはなるし、退屈だし・・・愚痴は尽きません。

 

ある意味、これだけでも在宅の意義を身をもって感じました。

 

東京大学医学部付属病院 阿部 健太郎


孤独な戦い

 

本日は一人で診療に行かせてもらいました。

 

安定している患者さんとはいえ、やはり緊張しました。

なにか聞き漏らしていることはないか、見落としていることはないかなど不安になります。

 

この方はいつもと変わらない様子でしたが、もしその場でイベントが発生した時どうしたらいいのだろうか。

病院では助けを呼んだらすぐに駆けつけてくれますが、在宅では難しいでしょう。

 

もちろん緊急の場合は救急要請になるのでしょうが、それまでのつなぎは自分一人で行わねばなりません。

もちろんそうならないように先手先手で動かねばならないですが、トラブルはつきものです。

 

人の多い病院以上に責任重大であり、訪問診療はなかなかに孤独な戦いだなと感じました。

 

 

近畿大学医学部付属病院 益田 康弘


自己中断

本日の診療同行では、アルコール多飲の方に出会いました。

タクシー代が高いとの理由で、外来通院を中断しようとしております。

 

アルコール依存症なのか、コンプライアンスなのか原因はわかりません。

しかし、患者さんの中には診察を自己中断されるかたが時折おられます。

理由は様々ですが、そのような方のその後は大学病院では考えたこともありませんでした。

 

在宅という選択をされる方もおられるでしょうし、外来という監視の目を失うわけですからホームレスとなるかたもいると思います。意外と自己中断が社会問題の入り口になっているのかもな、などと考えました。

 

近畿大学医学部付属病院 益田 康弘


インテーク

本日はインテークに同行させてもらいました。

 

インテークとは、初診の前に行われる情報収集です。

現病歴などは前医からの紹介状を参考にし、インテークでは現在の生活状況に関するお話を中心に聞きます。

 

普段は医師の同席はありません。インテークで得られた情報をもとに、初診以降の方針などを考えます。

在宅医療の入口にあたるパートです。契約もここで行われるため、クリニックの第一印象ということでとても重要なパートだと思います。

 

この方は、まだ現状を受け止めきれていないといったご様子でした。

これまでは経過の長い患者さんの診療同行が多かったのですが、その中にもはじめは現実を受け止めきれなかった方(特にがん患者)も多く存在したのだろうなと感じました。

 

このような方にも安心・満足してもらえる医療を提供する在宅、そしてその下準備となるインテーク、改めて多職種のスタッフが携わっているなと感じました。

 

近畿大学医学部付属病院 益田 康弘


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